旬の食べ物は身体にいい?
みなさんは「旬の食材を食べるのが身体にいい」と聞いたことはありませんか?
そもそも「旬」とは野菜や果物、魚類などの食物が育つ整った環境で自然に成熟する時期のことでたくさん収穫できます。
【旬の食材を食べるメリット】
①栄養価が高い
旬の食材は栄養成分がとても豊富でうまみが濃いのが特徴で、少ない調味料でもおいしく味わえるので減塩効果も期待できます。同じ野菜でも、旬のものは栄養価が高いです。 年中スーパーなどで見かける野菜なども旬の時期とそうではないものだと、何倍も栄養価が変わってきます。 旬のものは太陽と大地から最高の恵みを受けて育っているため、生命力が強く、栄養価もとても高くなるのです。
②その時期に体が必要な栄養が摂れる
旬の食材はその時期に私たちの体が必要とする成分を豊富に含みます。野菜であれば、夏には水分やカリウムが豊富な体の熱を冷ます効果が高いもの、冬には体を温める効果が高い根菜類などが旬となります。 季節ごとの体調変化に応じて体のバランスを整える作用を持っており、自然と季節に適応した体作りに役立っています。
③安く手に入る
旬の食材は収穫量が多く、近隣で採れたものが店頭に並ぶことが多くなります。 輸送コストや保存コストが抑えられ、新鮮で安い値段で入手でき、毎日の食事にも取り入れやすくなります。 また病気になりにくく、農薬や化学肥料をたくさん使わないので、 安全性が気になる方にもおすすめです。
今の季節の旬(冬)
野菜
大根、カボチャ、白菜、さつまいも、ブロッコリー、レンコン、キャベツなど
冬の野菜は体を温める効果があり、特にビタミンCが多く含まれています。
果物
イチゴ、キウイ、みかん、ブンタン、洋梨など
冬の果物は栄養価が高く、甘みや風味が強い特徴があります。
冬の厳しい環境に耐えるために果糖が多く生成され、より甘く風味豊かな果物が多くなります。
魚貝類
カニ、ぶり、ふぐ、車エビ、金目鯛、サバ、サワラなど
冬の魚は寒さによって身が締まり、脂が乗るものが多いです。
特に冬の魚の脂にDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれています。
今回は旬の食材を食べるメリットやこの時期の旬の食べ物をご紹介しました。
食材にとって整った環境で育てられ、最も成熟している時期で収穫された旬の食材はとてもおいしく、栄養価も高いのでいいことだらけです。普段から意識して摂っていきましょう。