鮭のすごい栄養価!!
さまざまな料理に大活躍な鮭ですが、美味しいだけではなく、栄養価にも大変優れています。
今回はそんな鮭の代表的な栄養価のついてご紹介します。
①アスタキサンチン
アスタキサンチンとは、主にエビやカニといった甲殻類が持つ赤色の天然色素のカロテノイドのことで、強い抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素の発生や働きを抑えたり、活性酸素を取り除いたりする作用があります。
そのほかにも、ストレス軽減や眼球疲労の回復、老化防止やがん、動脈硬化を予防する効果があります。
また強い抗酸化作用があるので、美容にも効果的で、紫外線によるしわやシミの予防にも効果的です。抗酸化作用はビタミンCの約6000倍とも言われています。
アスタキサンチンを多く含む食品はほかに、海老や、カニ、いくらなどがあります。
②DHA
魚に含まれる必須脂肪酸です。体内で合成できないので、食べて体内に取り入れる必要があります。
DHAは、血管そのものの柔軟性を高める働きや血栓を溶かす効果、中性脂肪を低下させたり、アレルギーやガン予防にも効果があります。
また、脳の海馬にはDHAが集中していることから、DHAを摂取することで集中力や記憶力の向上が期待できるともいわれています。
鮭の他にはサバやぶりにも多く含まれています。
③EPA
DHAと同じ必須脂肪酸です。血中のLDLコレステロールを下げ、中性脂肪を低下させる働きがあります。また、血小板凝集抑制効果といって血液をサラサラにする効能もあり、動脈硬化や生活習慣病の予防に役立ちます。
魚の身よりも皮付近に多いため皮まで食べるのがおすすめです。
鮭の他にはマイワシやサバ、ぶりにも多く含まれています。
④ビタミンD
鮭にはビタミンDも豊富に含まれています。ビタミンDは太陽の光を浴びると体内で合成される成分で、カルシウムと共に歯や骨を作るのに欠かせない栄養素の一つです。またビタミンDは、筋肉の収縮や、神経伝達物質にも関係する血中カルシウム濃度を調節する働きもあります。
牛乳との良い組み合わせで効果が倍増するので、鮭と牛乳を使ったクリームシチューなどのメニューがおすすめです。