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冷凍牡蠣の美味しい解凍方法

牡蠣は寒くなるにつれ、スーパーや鮮魚店でよく見かけるようになる冬の風物詩ですが、今は獲れたての新鮮な牡蠣を冷凍したものが、旬の季節以外でも販売されており、いつでも食べることができます。

販売されている冷凍牡蠣は、旬を迎えた牡蠣を急速冷凍させ、細胞を破壊せず凍らせているため、冷凍前の品質をそのまま維持でき、生の牡蠣と変わらないくらい鮮度が良く新鮮です。急速冷凍したことで旨味を閉じ込め、牡蠣特融のプリッとした食感も増します。

しかし冷凍すれば美味しいというわけではなく、家庭用の冷凍庫で牡蠣を冷凍した場合、牡蠣が組織破壊を起こしてしまい、歯ごたえが失われ、旨味も全部抜けてしまうので、販売されている冷凍牡蠣がおすすめです。冷凍庫にストックしておけば、牡蠣のシーズンに関係なく、旬の牡蠣をおいしく食べることができます。

そんな冷凍牡蠣を殻付きとむき身に分けて、上手に解凍する方法をご紹介します。


殻付きの牡蠣の場合

殻付き冷凍牡蠣の解凍は、電子レンジがおすすめです。

1.まず殻がついた状態のまま牡蠣を水で洗います。

2.殻の深い方を下にして耐熱皿に並べます。

※目安は3個を500Wで4分ほどですが、牡蠣の大きさや形状、レンジの機種によって解凍時間がことなりますので、様子を見ながら調整してください。

ポイント

加熱しすぎると牡蠣のドリップが流れ出し、旨味がなくなり、臭みの原因にもなってしまうので気をつけましょう。また解凍だけでは身の中まで火が通っていないので、食べるときはしっかり加熱調理してください。


牡蠣のむき身の場合

牡蠣のむき身を解凍するときは、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。

時間がないときは、袋ごとの流水解凍や、濃度3%の塩水に浸ける解凍があります。

【ポイント】

身の中まで解凍してしまうと、旨味を含むドリップが流れてしまうので完全に解凍してしまわないようにしましょう。表面の氷が溶けて、中心が凍っているくらいが、調理に適しています。牡蠣の表面が溶けてきたら、サルなどにあげてから、キッチンペーパーで水分をとりましょう。

一手間ですが、牡蠣をバットや深めのお皿に並べ、牡蠣が浸る程度までお酒に30分から1時間ほど漬けておくと、加熱しても身が縮まりにくくなり、ふっくらそして、臭みを抑えることができるのでおすすめです。

冷凍牡蠣は上手に解凍すれば、旬のものと変わらない料理が作れます。牡蠣フライ、牡蠣バター、牡蠣めし、鍋などさまざまな調理法でおいしく調理して味わってみてくださいね。


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