サバのすごい栄養とは?
サバが体にいいことは有名ですが、どんな栄養があるか知っていますか?サバは栄養豊富で成長期の子どもから、妊娠・授乳期の女性、健康に気を遣っている方まで、さまざまな年代で取り入れたい魚です。今回はサバの栄養や期待される効能について、詳しく紹介していきます。
「DHA」「EPA」
サバなどの青魚に多く含まれるDHAやEPAはともに動脈硬化や血栓が作られるのを防ぐ働きが期待されています。血栓が血管の中で詰まってしまうと、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすことが知られています。
「タンパク質」
タンパク質は筋肉や骨などの体の材料となるため、特に子どもや、筋肉をつけたい方に欠かせない栄養素です。サバは必須アミノ酸をバランスよく含む良質なタンパク質を含んでいて、体内では作れないので食事から摂る必要があります。
「鉄」
鉄は人体に必要なミネラルの一種です。赤血球のヘモグロビンに存在し、前進に酸素を供給するのを助けています。不足すると、鉄欠乏性貧血となり、集中力の低下や頭痛、筋力低下や疲労感の症状がでてしまいます。
「ビタミンD」
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨の健康に欠かせない栄養素です。また免疫機能の低下も防げます。ビタミンDは野菜には含まれないので、魚介類やきのこ類から摂る必要があります。
「ビタミンB1」
ビタミンB1は糖質の代謝に関わる栄養素です。極端に不足すると、倦怠感が主な症状となる脚気を引き起こすことが知られています。一般的な食生活では不足の心配が少ないのですが、スポーツをしてエネルギー消費量の多い方、よくお酒を飲む方はビタミンB1の必要量が多くなるため、意識して取り入れる必要があります。
「ビタミンB12」
ビタミンB12はアミノ酸や脂質の代謝に関わっています。極端に不足すると、貧血や神経障害を起こすことが知られており、慢性疲労や体力低下につながることもあります。
鯖の栄養は妊婦や子どもにもよい効能がある?
鯖は妊婦・授乳婦、また子どもにもよい効能が期待されており、中でもDHAは脳の発育に重要であることがわかっています。成長が盛んである胎児、乳児、子どもが意識して摂りたい栄養素です。またタンパク質や鉄、ビタミンDの補給にも優れているので、ぜひ積極的に取り入れたい魚のひとつです。妊婦・授乳婦、子どもは抵抗力が低いこともあり、鯖の生食は避け、加熱調理して食べるようにしましょう。