豚肉にはさまざまな部位があり、スーパーなどでお買い物をする際、どれを選んだら良いか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか？

今回は部位別の特徴やおすすめの料理についてご紹介したいと思います。

豚肉の部位

豚肩

肩は、豚の前足の付け根部分にあたり、よく運動する部位なので、肉のきめがやや粗く、少し固めで赤身が多いのが特徴です。長時間煮込むと旨味やコクがでるので、煮込み料理にぴったりです。

【おすすめ料理】　煮込み料理　カレー　豚汁

豚肩ロース肉

肩ロースは、豚の腕の部分にあたり、赤身の中に脂肪が粗く混ざり、コクのある濃厚な味わいが特徴です。ひき肉、薄切り、角切りなど、さまざまな形状で販売されているため、あらゆる料理に利用されます。

【おすすめ料理】　酢豚　しょうが焼き

豚ロース肉

ロースは、胸から腰の部分にかけた背中側の部位です。肉のきめが細かくやわらかい部位で、適度な脂肪が特徴です。赤身と脂肪のバランスが良く、旨味も多いため、人気の部位です。

【おすすめ料理】　とんかつ　ポークソテー　しゃぶしゃぶ　

　　　　　　　　　(ハムにもよく使われる部位)

豚バラ肉

バラは、あばら骨周辺の部位で、肉質が柔らかく、赤身と脂肪が交互に3層になっており、三枚肉とも呼ばれます。脂身の多い部分のため、こってり濃厚な味わいが特徴で、固くなりにくい部位です。

骨付きはスペアリブと呼ばれ、BBQなどにもピッタリな部位です。

【おすすめ料理】　焼き豚　角煮　焼き肉

　　　　　　　　　(ベーコンにも使われる部位)

豚ヒレ肉

ロースの内側に、左右1本ずつある部位で、肉量は少なく豚一頭から800グラム程度しかとれない部位です。最もきめが細かく脂身がほとんどなくヘルシーであっさりしていますが、豚肉の中でもとても柔らかいのが特徴で、高タンパク、ビタミンB₁も豊富です。

【おすすめ料理】　ソテー　ヒレカツ

豚もも肉

豚の後ろ足の付け根の部位で、筋肉の多い赤身の代表的な部位です。全体的に脂肪が少なくヘルシーであっさりとしています。適度な弾力があり、赤身の深い味わいが楽しめます。火を入れすぎると肉が固くなりパサつくので注意が必要です。

【おすすめ料理】　焼き豚　ローストポーク

このように部位ごとに違った味や食感の特徴があります。特徴を知ることでそれぞれの部位を美味しく調理することができるので、メニューに合わせて選んでみるといいですね。

次回は今回紹介した豚肉のすごい栄養をご紹介します。