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冷凍食品の栄養を保つポイント

冷凍食品は栄養価の損失が少ないことが分かりましたが、保存方法や調理方法を誤ると、品質が低下して栄養素が損なわれる可能性もあります。今回は冷凍食品の栄養を保つポイントをご紹介します。

1.購入したら速やかに冷凍庫に入れる

冷凍食品は冷凍庫から出した瞬間から溶け始め、品質が変わってしまいます。そのため、冷凍食品をスーパーなどで購入する際には、できるだけ温度変化を少なくするよう心がけましょう。

自宅近くのスーパーで買ったり、冷凍食品は買い物の最後にカゴに入れたり、持ち帰る際には保冷バッグを使用するなどを心がけるだけでも違います。帰宅後は買ってきた冷凍食品を速やかに冷凍庫に入れましょう。

2.冷凍庫内の温度を一定に保つ

冷凍食品は-18℃以下を保つことで品質が維持できますが、家庭の冷凍庫は扉の開け閉めなどで庫内の温度が上昇しやすく、温度が適切に保てないことがあります。すると冷凍食品の品質が低下し、保存性が落ちたり栄養価が変化したりする可能性があります。

冷凍庫内の温度を維持するためにも、扉の開け閉めは最低限にし、ご飯や作り置きのおかずなどはしっかり冷ましてから冷凍庫に入れ、冷凍庫内の温度が上がるのを防ぎましょう。

3.加熱方法

冷凍食品を加熱する際には、必ず包装袋に表示された加熱方法を守りましょう。過剰に加熱すると味が変化したり、栄養素が熱によって壊れたりする可能性があります。

しかし、電子レンジの種類によっては表示時間通りに加熱してもまだ冷たく、加熱が不十分なこともあるでしょう。その場合には10秒ごとに加熱時間を追加して様子を見るなど、加熱しすぎないように注意してください。

また、冷凍野菜を調理に使う際には、下ゆでされているので加熱時間を短くしましょう。生の野菜と同じ時間加熱すると、歯ごたえがなくなったり栄養素が溶け出したりすることがあります。半分程度の時間で様子を見ながら調理をするといいですよ。


今回は冷凍食品の栄養を保つためのポイントについてご紹介しました。正しく冷凍食品を保存、調理すれば栄養を損なわず、美味しく食べることができます。冷凍食品をうまく活用し、楽しい食事の時間を過ごしてくださいね。

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